ドラえもんが4次元ポットからアイテムを出す時の効果音の作り方を紹介!!
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ドラえもんの秘密道具効果音を再現するための制作環境と音作りの考え方
ドラえもんが四次元ポケットから秘密道具を取り出す瞬間に鳴る、あの印象的な効果音。
短い音ながらもワクワク感や不思議さを一瞬で伝える、非常に完成度の高いサウンドです。
本記事では、その効果音を再現・研究するために必要なソフトウェアやシンセサイザー、
制作道具、そして音作りの思想について詳しく紹介します。
1. 制作の中心となるソフトウェア:DAW
効果音制作の核となるのが、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)です。
代表的なものとしては、
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CUBASE
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Pro Tools
などが挙げられます。
DAWは、
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音の録音
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編集(カット、タイミング調整)
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エフェクト処理
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ミックス
といった工程を一括で行える制作環境です。
今回のような効果音制作では、音の長さや立ち上がり、余韻の微調整が重要になるため、編集精度の高いDAWは欠かせません。
2. 音の核を作るシンセサイザー:アナログシンセ
シンセサイザーには、アナログシンセサイザーを使用します。
アナログシンセは、
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オシレーター
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フィルター
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エンベロープ
といった回路が物理的に構成されており、独特の揺らぎや温かみ、不安定さを持っています。
今回使用したアナログシンセはMOOG VOYAGERとMOOG MEMORYMOOGです。
なぜアナログシンセなのか?
その理由は、当時のドラえもんの効果音制作でもアナログシンセが使用されていたためです。
デジタルでは再現しきれない微妙なピッチの揺れや、フィルターのクセが、あの「未来感」と
「不思議さ」を生み出していました。
当時の制作環境に近づけることで、音の説得力や再現度が格段に高まります。
3. 意外な音源:おもちゃのハンマー
今回の制作で使用するユニークな道具が、おもちゃのハンマーです。
おもちゃのハンマーは、
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軽く叩いた時の「ポン」「コツ」という音
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柔らかく丸いアタック音
を持っており、コミカルさや親しみやすさを表現するのに最適です。
この実音を録音し、
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シンセ音と重ねる
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加工して効果音の一部として使う
ことで、アニメらしい「生っぽさ」を加えることができます。
4. 音の加工はDAW内蔵エフェクターで行う
録音・生成した音は、DAWに標準搭載されているエフェクターを使って加工します。
主に使用するエフェクトは、
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EQ:不要な帯域のカット、キャラクターの調整
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コンプレッサー:音量のまとまりを出す
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リバーブ/ディレイ:空間的な広がりや未来感の演出
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ピッチ系エフェクト:わずかな音程変化で不思議さを追加
高価な外部機材を使わなくても、DAW内蔵エフェクトだけで十分にクオリティの高い効果音を作ることが可能です。
5. まとめ:当時の制作思想を尊重した音作り
ドラえもんの秘密道具の効果音は、単なる電子音ではなく、
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アナログシンセの質感
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身近な物音(おもちゃのハンマー)
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丁寧な編集と加工
これらが組み合わさって生まれています。
当時の制作環境や思想を理解し、それを現代のDAWで再構築することで、
あの懐かしくも新しい効果音の魅力を改めて感じることができるでしょう。

