ジョジョの奇妙な冒険「承太郎のスタープラチナ・ザ・ワールド音」の作り方
今回は、承太郎が「ザ・ワールド!」を発動し、時を止める瞬間の効果音を研究・再現する方法を紹介します。
Youtubeで紹介している動画を参考にして頂くと、より制作工程を学べます。
この効果音は、主に
- 時計の秒針を思わせる音
- ノイズのようなザラついた音
- 音程が徐々に変化していくシンセサウンド
これらを組み合わせることで、独特の「時間が止まる感覚」を演出しています。
1. まずはDAWを用意する
効果音制作の中心になるのがDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)です。
使用するソフトは、
- CUBASE
- Pro Tools
など、一般的なDAWで問題ありません。
DAWでは、
- 音の録音
- タイミング調整
- エフェクト加工
- ミックス
を行います。
特に今回の効果音は、音の立ち上がりや余韻の長さが重要になるため、細かな編集ができるDAWが欠かせません。
2. シンセサイザーで独特の雰囲気を作る
効果音のベースには、アナログシンセサイザーを使用します。
今回使用した機材は、
- MOOG VOYAGER
- MOOG MEMORYMOOG
です。
アナログシンセは、わずかなピッチの揺れやフィルターのクセがあり、機械的なのにどこか生き物のような不思議な音を作ることができます。
この自然な揺らぎが、「時間が歪む」ような独特の空気感につながります。
3. 時計の秒針音を加える
時を止める演出には、時計を連想させる音も重要な要素です。
今回はフリー素材の秒針音を使用しています。
そのまま使うのではなく、DAWでピッチを変化させながら加工し、通常の時計音とは違う、不気味で緊張感のあるサウンドへ仕上げています。
4. DAW内蔵エフェクトで仕上げる
作成した音は、DAWに標準搭載されているエフェクトで加工します。
主に使用するのは、
EQ
不要な帯域をカットし、音のキャラクターを整えます。
コンプレッサー
音量をまとめ、迫力を出します。
リバーブ・ディレイ
空間的な広がりを加え、幻想的な雰囲気を演出します。
ピッチ系エフェクト
音程をわずかに変化させることで、時間や空間が歪むような印象を作ります。
高価な外部機材がなくても、DAW標準のエフェクトだけで十分に再現を目指すことができます。
5. 「時間が止まる」という演出を意識する
映像では、時が止まる瞬間に色彩が薄れ、世界全体が静止したような演出が行われています。
効果音も同じように、
- 時計の音で「時間」を表現する
- シンセの揺らぎで「空間の歪み」を演出する
- ノイズやピッチ変化で「非現実感」を加える
この3つを意識して組み合わせることで、「時が止まった瞬間」の雰囲気に近づけることができます。
ぜひ、自分なりのアレンジも加えながら、印象的な効果音作りに挑戦してみてください。

