Youtubeの音楽著作権は大丈夫?フリー音源と効果音を使って動画演出テクニックを学ぶ!

動画

動画を作っていると、音楽と効果音による演出をしたくなるものです。
映像には「音楽や効果音」の要素がとても重要になってきます。

しかし

Youtube配信の「音楽や効果音」は何でも使っていいのでしょうか?
「音楽や効果音」はどうやって手に入れればいいのでしょうか?
動画編集ソフトの中に、どうやって音楽を入れていけばいいのでしょうか?
動画の内容に合う音楽編集ってどうやればできるのでしょうか?

そんな悩みを抱いたことはありませんか?

悩みが解決できるように自作映像を用いて解説していきます。

①→②→③→④の順番で解決策を教えます。

音源はフリー音源を使うか、自ら作曲した音源を使用することが 望ましい!!

★Youtubeの規定には★

クリエイターは、自作の動画または必要な許諾を得た動画のみアップロードできます。つまり、必要な許諾を受けずに自作ではない動画をアップロードしたり、他者が著作権を所有しているコンテンツ(音楽トラック、著作権保護された番組の一部、他のユーザーが作成した動画など)を自分の動画で使用したりすることはできません。

これに違反すると、せっかくの動画アップが、しばらくすると削除されてしまいます。
ユーチューバーの動画の一部で一般に売られている音楽(CD、ダウンロード音楽)が使われているものがありますが、しばらくすると音源が差し変わっていることがあります。おそらくYoutubeから警告を受けて慌てて差し替えたのでしょう。YouTubeで収益化を計画した動画内に有名な音楽を使用したなら、3回目の警告時には

①アカウントと関連付けられているチャンネルがすべて停止されます

①アカウントにアップロードされたすべての動画が削除されます

①新しいチャンネルを作成することはできません

一つの動画に違反があっただけで、違反していない動画も全て紐づけされて全停止になります。
注意をもって収益化動画の作成が必要になります。そのため収益化を狙った教育系動画は、音楽がないものやフリー音楽(著作権のないもの)を使用して演出しています。
エンタメ系動画でも、例えばヒカキンさんの動画でさえフリー音楽を使って演出しているのが現状です。

では、なんで市販されている音楽(CD,I-Tunesなど)は、使えないのでしょうか??

Youtubeと日本著作権協会(JASRAC)は包括契約で権利処理されていますが、問題なのは
原盤権という別の権利が常にあるからです。
原盤権の権利者はレコード会社などの制作費を出して制作に携わった者に与えられる権利です。
この権利を持っているところに許諾を得るには多額のお金がかかります。
もし知らないで、Youtube動画で何十曲も有名曲を使ったらどんなことになるでしょう。
一生払えない金額を要求されるかもしれません。

先に述べた著作権に疎いユーチューバーさんたちは有名になった時点でチェックが入って慌てて楽曲を差し替えているくらい厳しいペナルティーか、レコード会社から高額支払い請求が付いてくるかのどちらかです。気をつけましょう。

著作権問題を解決できるフリー音源は?

以外にも知られていないのですが
YOTUBE側は演出向上のために自前のフリー音楽と効果音を用意してくれています。
フリー音楽(著作権のない)で最も安心して使えて、楽曲数も豊富なのが特徴です。
Youtubeオーディオライブラリをご紹介します。

YouTube オーディオ ライブラリからダウンロードした著作権上安全な音楽または効果音に対して、権利所持者からContent IDシステムによる申し立てを受けることはありません。

Youtubeオーディオライブラリへ(使い方とアクセス方法)

ぜひ、安全なフリー音源を動画制作に使って演出して下さい!!

Youtube以外での動画配信のための著作権フリー音楽集サイト

動画講座やイベントなどの商用目的での使用も可能なフリー音楽を集めたサイトもあります。
(※ただし、権利全部を放棄していない楽曲もある、または著作者表記を必要とする制約がある。
注意がかなり必要)
★ DOVA-SYNDROME

★ 魔王魂

動画編集ソフトで利用できるファイル形式を確認しておきます

動画編集ソフトはフリーソフトやYoutuberが愛用するADOBE Premiere Proなど
たくさんの動画編集ソフトがあります。どのソフトでも必ず対応している音ファイルは主に
「MP3」「WAVE」「AIFF」「AAC」などがあります。
一般的にCD音質が主流なので44.1Khz,16bitの音質設定が望まれます。
これらの音ファイル形式に書き出したファイルを使って動画編集ソフトに取り込んでいくのが
主流です。またアンビソニックスによるVR動画や360度動画の時に使用する音はモノラル音声を使うなど特殊な扱い方もありますが、普通の動画に音楽素材を使う時はステレオで問題ないです。

動画編集ソフトはタイムラインに動画や音楽を貼り付けて作ります

動画編集をしていると「タイムライン」という言葉を聞くかもしれません。
「タイムライン」は動画や写真の素材をお使いの動画編集ソフトへ取り込み、カットやトリミングなどの編集を行い、映像を繋げていくことができるパネルのことです。タイムラインの中に映像や音楽ファイルをクリップ化してクリップをタイムラインのパネル内に入れれば編集ができる状態になります。動画ソフトはフリーソフトからプロ仕様の有料ソフトとたくさん存在しますが、どのソフトも使い方はこの「タイムライン」の中で作業を行います。

 

動画にBGMと効果音を実際に入れてみる

なんとなく音楽が流れていれば盛り上がるかもしれませんが、人気のあるYUTUBE動画は
映像の内容に合ったBGMを流したり、場面に合った効果音を入れて盛り上げています。
簡単なようで実は非常に難しいのが音の要素を映像に取り込む作業です。
そこで本記事では、動画にBGMや効果音を入れると、どう変化するかを私が作成した
CGアニメーション動画に、私の作曲したBGMとフリー音楽や効果音を入れてみて
演出の違いを紹介していきます。

全くBGMも効果音も入っていない動画

作成した動画には全く音が入っていません。
ここからイメージを膨らませて映像にピッタリする音を作り上げていきます。
頭の中でアイデアを膨らましていきましょう!
映像の作り手には、何かイメージを持って制作することでしょう。それに見合う音を付けて盛りあげたいところですが、作り手ですらどんな音が実は合っているのかわからなくなってきます。
漠然としたイメージから100%に近い音を付けていくアプローチが映像完成の近道だと思います。
100点満点の音作りは無理と思って作りましょう。点数をつける尺度がそもそもありませんから。

イメージ1:宇宙戦争映画(人間の視点)の一部と思ってBGMを付けてみる

綺麗な惑星を見つけた侵略者が上空から降りてくるのを阻止するために挑んでいる地球人視点の
一場面と思うのはどうでしょう。
人間側のヒーロー的要素のある感じをBGMだけで表現できてしまいます。
(作曲した楽曲)

イメージ1-2:宇宙戦争映画(人間の視点)の一部と思ってBGMと効果音を付けてみる

綺麗な惑星を見つけた侵略者が上空から降りてくるのを阻止するために挑んでいる地球人視点の
一場面にBGMだけでなく、効果音を入れてみると臨場感に驚くことでしょう。
映像には入っていない戦闘機やヘリなどの音で勝手に何者かと戦闘状態だと思えてきます。さらに現実世界にない飛行機らしき音がしているので未確認飛行物体と感じ取れることでしょう。イメージを膨らませていくと場面がはっきりしてきます。
(作曲した楽曲)

イメージ2:宇宙戦争映画(宇宙人の視点)の一部と最後のオチBGMを付けてみる

宇宙人の視点に立つとBGMはミステリアスな感じを匂わせたものがイメージしやすくなるかと
思うでしょう。後半になると実は宇宙人は小鳥や亀と同じくらいのサイズしかないオチを想起して
ミステリアス・コメディの曲がハマる気がしてきます。
(作曲した楽曲)

イメージ2-2:宇宙戦争映画(宇宙人の視点)の一部と思ってBGMと効果音を付けてみる

ミステリアスな感じを匂わせると人間側でない何者かを想像しやすくなりますが、さらに効果音によってイメージしやすくなります。宇宙船らしき音を入れて宇宙人視点を強調することもできます。
また雷の音を入れることで恐怖感が増します。(映像は晴れてる感じですが、、、晴れているのに雷というのもミステリアスを足します)
(作曲した楽曲)

イメージ3:車販売や自然環境の大切さを訴えるBGMを付けてみる

自然に配慮した車の紹介VTRをイメージさせるなら爽やかなアコースティックギター曲を
入れてみるのはどうでしょう。車の快適さは小鳥も宇宙人も共通な部分を表現できるかと思います。
(フリー楽曲)

イメージ3-2:車販売や自然環境の大切さを訴えるBGMとSE

自然に配慮した車の紹介VTRをイメージさせるなら爽やかなアコースティックギター曲を
入れてみるのはどうでしょう。効果音が入ることにより自然の空間にいるのを感じ取れるのではないでしょうか?車の快適さを表現できるかと思います。
(フリー楽曲)

まとめ

自分で作成した動画に音楽を流す演出を試みる場合、Youtubeに投稿する時は音楽著作権を気にかけておいて下さい。一番怖いのは動画に無断で使っていた音楽が、アーティスト本人や制作に関与した音楽事務所に見つかった場合です。とりわけ音楽事務所に無断使用が見つかると、原盤権(著作隣接権)という間接的に音楽制作にお金をかけて関わった側に付いてくる権利があるため、無断使用の発覚でいくらの請求をされるかわからないからです。1億円と言われればその額で訴訟が始まってしまうからです。そこをクリアするためにもフリー音楽を使って動画制作を進めて下さい。
また今回は私のCG作成した動画に色々なアプローチでBGMと効果音を入れると、ガラリと雰囲気が変わるのをご視聴して理解して頂けたかと思います。学び系動画なら自宅の部屋風景での撮影であったり、エンタメ系動画なら外での撮影であるかと思いますが、どんなシチュエーションでも楽曲を流すとメリハリがついて飽きさせない動画を完成できるはずです。視聴者が飽きない演出のための音楽の付け方をしっかり学ぶことも大事になってきていると思います。テレビ番組の制作と同じことができて、チャンネル登録者数が増えれば収益化もできるYoutube動画のクオリティーを高めない手はないでしょう。

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魅せる動画作りへの道筋をお伝えしています。
(上記内容の③と④を重点にした講座内容です)

講座詳細➡本サイト(Soaring Sound Factory)の
「動画にフリー音楽と効果音を入れるテクニックを学ぶ!!」にて紹介しています。
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